犬のクレートおすすめ2選|はじめての1台を用途(通院・車・防災・ハウス)で選ぶ
公開: 2026-09-04 / 最終更新: 2026-09-21
広告を含みます。レビュー・比較の方針
はじめての1台は「何のために使うか」で決まる。通院・車移動・防災・ハウスを1台でまかないたいなら、頑丈で持ち出せるハードクレートが基本線。
囲いが必要なのは車内や旅行のときだけなら、畳んで収納できる布製の折りたたみケージが合う。ただし毎日の常設ハウスの代わりにはなりにくい。
迷ったら、まず頑丈なハードクレートを1台目の基地として選ぶと通院・防災・ハウスまで幅広くカバーでき、外出頻度が高い家庭は折りたたみ型を2台目に足すのが現実的。
迷ったらこの2つ
購入前に確認したい条件
- どのサイズを選べばいいか知りたい人(本記事は型の選び方が中心です。体長・体重からのサイズ選びは別記事「犬のクレートのサイズの選び方」で詳しく扱っています)
- クレートに入る練習の進め方を知りたい人(ハウストレーニングの手順は別記事「クレートトレーニンググッズ」で扱っています。本記事は最初の1台の選び方に絞っています)
- 大型犬の家庭(今回の2商品はいずれも小型〜中型犬向けの設計です。大型犬は対応サイズの大型クレートを別途検討してください)
1. まず「何のために使うか」を書き出す
クレートは用途によって向く型が変わります。最初の1台で失敗しないために、自分の家庭でどの場面が多いかを先に決めてください。
- 通院・車移動:動物病院やドライブで頻繁に持ち運ぶなら、外部からの衝撃に強く、慣れた入れ物ごと運べるハードクレートが安心です。
- 防災(同行避難):避難時にそのまま持ち出せて頑丈なハードクレートが基本線です。
- 毎日のハウス:就寝・留守番の定位置として常設するなら、噛み・掘りに日々さらされても消耗しにくいハードタイプが向きます。
- 車内・旅行の一時的な囲いだけ:使わないときは畳んで収納したいなら、布製の折りたたみケージが得意です。
通院・防災・ハウスまで幅広く使いたいなら1台で兼ねられるハードクレート、囲いが必要な場面が限定的なら折りたたみ型、という切り分けが出発点になります。
折りたためる樹脂製キャリーもある
折りたたみ式は布製だけではありません。リッチェル公式には樹脂製の「キャンピングキャリー 折りたたみ」があり、Sサイズは使用時30×48.5×31cm、収納時30×47×11cmと案内されています。これは「ファインR」などとは別シリーズです。素材だけで折りたたみの可否を決めず、商品名・品コード・使用時内寸・収納時外寸を照合してください。収納寸法が小さくても、犬が入る空間の寸法とは別です。
3. 防災を想定するなら日頃のクレート慣れとセットで
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」でも、同行避難に備えて日頃からケージやキャリーに慣らしておくことが推奨されています。避難所ではクレート内で過ごす時間が長くなるとされるため、ふだんからクレートを「安心できる場所」にしておくことが備えになります。
この観点では、避難時にそのまま持ち出せて衝撃にも強いハードクレートを日常のハウスに使い、慣れた入れ物ごと移動できる状態を作っておくのが基本です。入る練習の具体的な進め方は別記事「クレートトレーニンググッズ」で扱っています。なお、サイズが合っていないとクレート慣れも進みにくいため、体長より一回り大きいサイズ選びは別記事「犬のクレートのサイズの選び方」を参考にしてください。
比較表
| 商品 | 構造・タイプ | 得意な用途 | 強度・耐久性 | 収納性 |
|---|---|---|---|---|
| 樹脂製のハードクレート(上扉付きモデルあり) | 通院・車移動・災害時避難・毎日のハウス | ハードタイプで頑丈。噛み癖のある子でも布製より壊れにくい | シリーズによる。折りたたみ専用モデルとファインRを区別 | |
| 面ファスナー・フレームで組み立てる布製ケージ | 車内(シートベルト固定対応)・旅行先・帰省先の一時的な囲い | 布製のため噛み・掘りに弱く、ハードクレートに劣る | 折りたたんでコンパクトに収納できる |
リッチェル キャンピングキャリー|シリーズ名と扉・収納方法を照合
樹脂製の頑丈なハードクレート。通院・車移動・災害時避難・毎日のハウスまで1台で担う
リッチェル / クレート・キャリー
目安価格: 3,500〜8,000円前後(サイズによる)
- ○通院・車移動・避難まで、慣れた入れ物ごとそのまま持ち出せる
- ○ハードタイプで頑丈。毎日のハウスに使っても布製より消耗しにくい
- ○日常のハウスに使えば、災害時の同行避難への備えにもなる
- △同じシリーズ名だけで選ばず、型番ごとに収納方法と内寸を確認する
掲載される販売例と「キャンピングキャリー 折りたたみ」は別シリーズの場合があります。折りたたみを必須条件にするなら、購入画面にもその製品名があることを確認してください。
こんな条件なら
- 最初の1台で通院・車移動・防災・ハウスをまとめて備えたい家庭
- 子犬期からクレートに慣らし、日常の居場所にも使いたい家庭
- 噛む力が強く、布製だと破損が心配な子
ここは注意
- 販売ページの型番や内寸を確認せず購入したい場合
- 体が伸ばせるよう、体長より一回り大きいサイズを選ぶ(サイズ選びは別記事参照)
リッチェル たためるドライブペットケージ — 車・旅行の一時的な囲いに
使わないときは畳んで収納できる布製ケージ。車内や旅先に一時的な囲いを作るのが得意
リッチェル / ドライブボックス・ケージ
目安価格: 6,000〜10,000円前後(サイズによる)
- ○折りたたんで収納・持ち運びができ、旅行や帰省など出番のあるときだけ広げられる
- ○屋根まで囲われる構造で、外の刺激に興奮しやすい子でも落ち着きやすい
- △面ファスナーとフレームの組み立て式で、設置には慣れが必要
- ×布製のため強度はハードクレートに劣り、常設ハウスや最初の1台の主役には向きにくい
リッチェル公式では製造終了品のページに掲載されています。新規購入時には在庫の有無だけでなく、型番・付属品・取扱説明書を確認してください。
こんな条件なら
- 囲いが必要なのは車内・旅行・帰省のときだけという家庭
- 収納スペースが限られていて、使わないときは畳んでおきたい家庭
- ハードクレートの基地は別にあり、持ち運べる2台目を探している家庭
ここは注意
- 布を噛んだり掘ったりする癖が強い子(破損しやすい)
- ケージ慣れしていない子は、事前にハウストレーニングをしてから使う
よくある質問
Qはじめてのクレートは、ハードタイプと布製折りたたみタイプのどちらを買えばいいですか?
迷ったら、まず樹脂製のハードクレートを最初の1台に選ぶのがおすすめです。通院・車移動・災害時の持ち出し・毎日のハウスまで1台で幅広くまかなえ、頑丈で丸洗いもしやすいためです。布製の折りたたみタイプは軽くて収納性に優れますが、強度が劣り常設ハウスの代わりにはなりにくいため、囲いが必要な場面が車や旅行に限られる家庭に向いています。両方ほしい場合はハードクレートを基地にして、折りたたみ型を外出用の2台目に足すと役割を分けられます。
Qサイズはどう選べばいいですか?
犬が中で立って向きを変えられ、体を伸ばして寝られる大きさが目安です。体長より一回り大きいサイズを選び、大きすぎるとハウスとしての落ち着きが得にくい点にも注意します。体長・体重からの具体的な選び方は別記事「犬のクレートのサイズの選び方」で詳しく扱っているので、そちらを参考にしてください。
Q防災用にはどちらを選ぶべきですか?
基本はハードクレートです。環境省のガイドラインでは同行避難に備えて日頃からケージやキャリーに慣らしておくことが推奨されており、避難時にそのまま持ち出せて外部からの衝撃にも強いハードクレートを日常のハウスに使っておくと、慣れた入れ物ごと移動できます。布製折りたたみ型は、避難先で広めの囲いを作る補助として組み合わせると役立ちます。
Q買ったあと、クレートに入るのを嫌がったらどうすればいいですか?
いきなり移動や避難で使わず、まず家の中にクレートを置き、おやつやおもちゃで「入ると良いことがある場所」にするのが基本です。扉を開けたまま自由に出入りさせ、慣れてきたら扉を閉める時間を少しずつ延ばします。布製・ハード製とも手順は同じです。具体的な進め方やおすすめグッズは別記事「クレートトレーニンググッズ」で扱っています。震えやパニックが続く場合は無理をさせず、獣医師や訓練士に相談してください。
結局どれ?
まず、犬を入れたまま持ち運ぶのか、車内や滞在先に囲いを作るのかを決めます。そのうえで素材・内寸・固定方法・収納時寸法を確認してください。樹脂製にも折りたたみモデルがあるため、「畳めるなら布製」と限定する必要はありません。
参考資料と確認日
2026-09-21確認。LEVEL C(メーカー公式)。キャンピングキャリー 折りたたみの樹脂製構造・Sサイズの使用時/収納時寸法を照合。たためるドライブペットケージは製造終了品欄に掲載されています。収納方式の違いを確認するための比較で、掲載商品の市場全体での順位や耐久試験結果ではありません。 飼育一般論・災害時の準備に関する未変更部分は、従来記事で参照した環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」に基づく記載です。今回のメーカー資料だけで医療・安全効果を検証したものではありません。 検討したのは既存掲載2製品と樹脂製折りたたみSの計3候補です。折りたたみSは販売先の型番照合が未完了のため、購入カードには加えていません。
次に読むなら
商品比較

犬のクレートのサイズ選び方|「立てる・回れる・伏せて伸ばせる」を測り方から解説
犬のクレートのサイズ選びは「中で立てて・向きを変えられて・伏せて足を伸ばせる」が基本。体長(首の付け根〜尻尾の付け根)と体高の測り方、大きすぎるクレートの落とし穴、ハウス用・車移動・通院・防災での判断の違い、子犬の買い替え判断まで具体的に解説します。
記事を読む商品比較


犬の折りたたみクレートはどれがいい?布製折りたたみ型とハードクレートの使い分け
「犬 クレート 折りたたみ」で探すと布製の折りたたみケージとハードクレートが混在して出てきます。収納性・軽さを取るか、通院や災害時に頼れる頑丈さを取るか。リッチェルの2商品を軸に、折りたたみ型が向く場面と向かない場面を正直に整理します。
記事を読む商品比較


クレートトレーニングの進め方とグッズ|4段階で「安心できる場所」にする手順
クレートトレーニングは「閉じ込める練習」ではなく「安心できる場所だと覚えてもらう練習」。①扉を開けたまま慣らす→②中で食べる・遊ぶ→③短時間だけ扉を閉める→④時間を延ばす、の4段階の進め方と、各段階で使うクレート本体・詰め物おもちゃの選び方、つまずいたときの対処まで解説します。
記事を読む選び方・対策
黒褐色の小型犬という印象が似ていても、標準体高・体重と被毛の種類が違います。プラシュスキー・クリサジークとミニチュア・ピンシャーの違い|体格・特徴を比較表で解説
黒褐色の小型犬という印象が似ていても、標準体高・体重と被毛の種類が違います。体高はプラシュスキー・クリサジークが21〜23cm、±1cm許容、ミニチュア・ピンシャーが25〜30cmです。
記事を読む